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飲食店とサブスクリプションの相性は抜群!メリットを生かして売上拡大に利用する

様々なサービスがサブスクリプションサービスで提供されるようになりました。

この波は飲食店にも広がり、拡大していることをご存知でしょうか?

「飲食店に定額サービスなんて違和感しかない」という方に、飲食店におけるサブスクリプションサービスの活用事例と経営上のメリットをご紹介いたします。

 

サブスクリプションサービスとは月額固定サービスのこと

サブスクリプションサービスとは、音楽聴き放題や動画見放題に代表されるような月額固定サービスのこと。

月会費を払えば好きなだけそのサービスを受けられるのが特徴で、古いものでは、月会員制のスポーツクラブなどがあります。

このサービスが飲食店に広がっていることに疑問を感じる方も多いかもしれません。

飲食店と言えば原価率が30~40%、席数が限られる中で、どれだけ回転率と客単価を上げていくかに主眼が置かれてきました。

それなのに、客単価が上がらず、原価を無視したようなサブスクリプションサービスが増えているのは不思議でしょう。

しかしそこには、いくつものメリットがあるのです。まずは、実際に導入している例を見ていきましょう。

 

ハンデルスカフェ

ハンデルスカフェ

ハンデルスカフェ
月額飲み放題会員になると、コーヒーや紅茶、

ラテティーなど14種類のドリンクが飲み放題に。

通常月額5,800円のところ、3,900円で会員になれます。
 

 

アンドモア

アンドモア

アンドモア

月額定額で飲み放題にできるサービス。対象ドリンクは130種類。

1ヶ月3,000円〜4ヶ月10,000円まで4タイプの会員制度があります。
 

 

POTLUCK

POTLUCK

POTLUCK

複数の店舗が登録されており、スマホアプリを使って、

待ち時間なくランチを受け取れるというサービス。「ランチ毎日プラン」だと1日1回注文ができ、月額12000円となっています。
 

 

飲食店にとってのメリット

飲食店におけるサブスクリプションサービスは2017年からスタートしました。

そして、増加傾向にあることを見れば、それだけメリットが多いことがお分かり頂けると思います。

では、そのメリットを具体的に見ていきましょう。

 

損して得を取るという発想

まず一番に気になるのは、定額制で儲けが出るのかという点です。

もちろん単純計算では、全員が毎日利用すると大赤字になります。

しかし、実際にはそんなことはありません。これは、多くの店舗で採用している飲み放題をイメージするとわかりやすくなります。

印象に残るのは一番原価の高いビールを浴びるほど飲んだ人かもしれません。

けれど、一定人数以上が利用すれば、驚くほど飲む人がいる反面、ソフトドリンクを数杯しか飲まない人もいて、トータルするとしっかりと儲けが出ているはずです。

サブスクリプションサービスも同じこと。

毎日のように来るヘビーユーザーもいれば、「サブスクリプションサービスに申し込まなくても良かったのでは?」と言うお客もいます。

しかも、その他のメリットもあるので、結局は導入した方が断然お特になるということです。

では、その他のメリットとは何でしょうか。

 

来店機会の増加によるコアなファンの獲得

その一つが来店機会の増加にあります。業態によりますが、お客の多くは、常連といえども週に2回程度の来店と言われています。

このような場合、通常であれば月に8回の来店が月に10回以上の来店に。

または、平日毎日となれば、月に20回程度となります。こうなると、それだけコアなファンとなってくれる可能性が高くなります。

飲食店を支えるのはコアなファン。ライバルが多い中、顧客に足繁く通ってもらえることは、何よりのメリットと言えるわけです。 

 

来店時間の拡大

これまで利用されなかった時間帯の利用が見込めます。

たとえばカフェバーであれば、通常は昼間にしか利用していない人が、夕方にも来店するというのが代表的な例です。

昼はただのカフェでも、夜になると違った雰囲気でアルコールを楽しんでもらえることで、店舗の新しい魅力を知らせる機会となります。

 

新規顧客の獲得

多くの場合、飲食店は一人ではなく複数の人と利用します。

つまり、会員が他のお客を連れてきてくれるということです。

さらに、店のお気に入りポイントを伝え、口コミをどんどんと広げてくれるわけですから、最高のマーケティング効果を得られます。

 

新しい味を知る機会となる

人は不思議なもので、お得に利用ができると、その分、「今まで注文しなかった商品を頼んでみようかな」という気分になります。

それゆえ客単価は意外に下がらず、新しい商品を試してもらう絶好の機会となります。

 

生きた顧客リスト集められる

会員登録をするときには、名前や住所、メールアドレスなどを聞くようにすると、貴重な顧客情報となり、新しいサービスや季節の案内を送るのに役立ちます。

たとえサブスクリプションサービスを利用するのが1ヶ月に限られたとしても、顧客リストとしては長く残るため、その価値は非常に高いと言えるでしょう。

 

飲食店にとってメリットの方が多いサブスクリプションサービス

その他にも話題性など、メリットは沢山あります。一度導入した店では、「当面続けていく」という声が大きいのもお分かりいただけると思います。

ただし、無計画に推し進めてしまったばかりに、閉店に追い込まれた店があるのも事実です。

事前にどういった価格設定にすべきなのか、何をサブスクリプションサービスの対象とするべきかという点を綿密に計画して導入を勧めてください。

また、「食べ放題・飲み放題なのだから、多少質が下がってもしょうがない」という発想は命取り。

サブスクリプションサービスは諸刃の剣とも言えます。

 

まとめ

飲食店にとってサブスクリプションサービスがもたらすメリットについて説明しました。

単純にそのサービスだけを考えるのではなく、そこに付随するメリットも考えればプラスの要素が大きいことがお分かりいただけたのではないでしょうか。

サブスクリプションサービスを付加価値の高いサービスの一つとして計画的に導入し、ぜひ、売上の確保につなげてください。

この記事の執筆者
CAROT運営事務局

キャロットは飲食店や食品事業者様を対象にコンサルティング支援を行っております。事業の企画段階からメンバーとして参画、その後の成長までお手伝いすることができます。

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