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【2020年】有名グルメサイト6選!集客に有効な選定方法も解説

飲食店の集客施策はたくさんありますが、Web展開が欠かせない今、グルメサイトへの掲載は重要な手段のひとつです。

これまでに、掲載を検討した方も多いのではないでしょうか?

しかし、いざ調べてみるといろいろなサイトがあり、玉石混交。迷ってしまい、一つに絞れなかったという人も多いかもしれません。

あるいはすでに掲載したことがあったとしても、「本当にこのグルメサイトがお店にマッチしているのか?」「他のグルメサイトはどうなのだろう?」と考えた人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、グルメサイトを集客に活用するための比較・選定ポイント、各グルメサイトの特徴をお伝えします。

 

飲食店がグルメサイトを利用するメリット・デメリット

飲食店の風景

ネット上には実に多くのグルメサイトがあります。

まずは飲食店がグルメサイトを利用するメリットとデメリットを見てみましょう。

 

メリット1:認知度がアップする

店頭の看板だけでは、通行人にしかアピールできません。

来店客は口コミで広めてくれるにしても、それは限られたものですよね。

グルメサイトに掲載すれば、サイトにアクセスした多くの人にアプローチすることが可能になります。

グルメサイトでは多くの人が検索しているので、これまで来店しなかった層にもアピールができます。

 

メリット2:様々な機能が利用できる

グルメサイトには、誰でも登録ができる無料プランの他に、有料プランも用意されています。

有料プランに契約をすれば、管理画面を開き、料理の写真やお店のPRなど、自由にアレンジすることができます。一部は無料でも利用可能なサイトもあります。

また、多くのグルメサイトでは、Web予約を受け付けています。

これは独自サイトでは非常に難しいもの。これもグルメサイト活用の大きなメリットと言えるでしょう。

 

メリット3:ノウハウやデータが蓄積される

店舗情報を見た人の年齢層や予約のタイミングなど、その後の集客に使える貴重なデータを得ることもできます。

これを活用しアピールポイントをアレンジすることで、より効果の高い訴求が可能になります。

例えば、クーポンを発行したときに、どういった人が利用したのか、どういったメニューへの反応が良かったのかなどの情報がもらえるのです。

この情報を元に精査を繰り返していけば、本当に効果の高いクーポンを発行でき、お店の売上アップに直接的に貢献できるのです。

 

メリット4:電話対応時間の短縮

グルメサイトには、ネット予約機能がついているものもあります。

空いている時間帯を表示してくれるので、利用者は電話をしなくてもネットで簡単に予約ができるのです。

予約の電話対応というのは、思ったより時間かかっているものです。一回の電話で1〜2分くらいはスタッフが対応しているでしょう。

月に100件受けたとしたら、100分〜200分を短縮できることになります。グルメサイトのネット予約によって、その時間を節約できるのです。

 

デメリット1:運用の手間がかかる

グルメサイトに掲載したからといって、放ったらかしでは成果は期待できません。成果を出すためには、日々の運用が必要になります。

たとえサポートつきのコースを選んだとしても、「どうしたら料理が美味しそうに写るか?」「お客さんが喜ぶPRとはなんなのか?」を考え、グルメサイトから提案された内容を採用するかどうかのジャッジが必要となります。

サイト運用のプロであるグルメサイトと、お客様の声を生で聞く店舗が一緒になって販促・集客をするからこそ、より効果的な活用ができるのです。

グルメサイトにはサポートデスクがありますので、分からないことは積極的に聞き、有効に活用してみてください。

 

デメリット2:コストがかかる

無料プランであればコストはかかりませんが、有料プランを利用すると、そのプランに応じてコストがかかります。

例えば食べログであれば、ライトプランSで月額1万円、プレミアム10プランSでは月額10万円です。さらに従量課金も必要になります。

ぐるなびも、ビギナー会員プランや正会員プランなどでは、その閲覧数や掲載順に応じて課金が発生する仕組みです。

そのコスト分の集客ができればいいのですが、集客できない場合もあります。集客にコストがかかるのが、グルメサイトのデメリットといえるでしょう。

 

有名グルメサイト6選の特徴を比較

では、有名グルメサイトの特徴を分析してみましょう。

ここでは、特に有名な、食べログ・ぐるなび・レッティ・ヒトサラ・ホットペッパーグルメ・一休.comを紹介します。

代表的な決済サービス 会員数 月間利用者数 登録店舗数 有料会員価格(月額)
食べログ 100.3万人(有料会員) 約1億1,846万人 約90万店 ※有料店舗約2.6万 従量課金+
ライトプランS:10,000円
ベーシックプランS:25,000円
プレミアム5プランS:50,000円
プレミアム10プランS:100,000円
ぐるなび 1,885万人 約5,600万人 約16万店 ※有料店舗59,173店 ビギナー会員プラン:月額1万円〜4万9999円
正会員プラン:月額5万円以上
ホットペッパーグルメ 約8000万人 約4,500万人 約52,000店 B:32,000円〜40,000円
A:64,000円〜69,000円
SS:120,000円
SSP:180,000円
Retty(レッティ) 約4,000万人 約4万店 ブロンズ:19,000円
シルバー:28,000円
ゴールド:48,000円
ラーメンプラス、そば・うどんプラス、バープラス:12,000円
ヒトサラ 約2,000万人 75万9,833店 初期費用:60,000円
ライトプラン:10,000円+予約手数料
ベーシックプラン:20,000円+予約手数料
ゴールドプラン:30,000円+予約手数料
一休.comレストラン 約1000万人 約8,000店 成果報酬のみ

ここに記載している数値は、ニュースリリースなどで発表されたものを参考にし、できる限り最新のものを活用するようにしていますが、若干のズレが生じております。ご参考程度にとどめてください。

 

食べログ

食べログのキャプチャ

各店のページはユーザーでも作れるため、日本で一番多くのお店を掲載していると言われるのが「食べログ」です。

店名でネット検索すると、最上位に表示されることが多くなっています。

口コミ機能に批判的な意見もありますが、それは利用者が多い証拠。口コミ機能を活用しているユーザーは非常に多くいますし、食べログの点数はお店選びの基準のひとつとなっています。

加盟店は、無料でも店舗の基本情報を入れることが可能。さらに集客につなげたい人には、有料プランが用意されています。

最も安い月額1万円+従量課金のものから、最も高い10万円+従量課金のものまで、4段階の料金プランです。

インターネット予約を受け付けられるほか、ゴールデンタイムに露出を強化できるなど、集客に特化した機能が利用できます。

また、電話によるサポートや「効果分析/トレンドレポート」などを受け取れることも強みの一つです。

 

ぐるなび

ぐるなびのキャプチャ

日本のグルメサイト業界を引っ張ってきたパイオニアサイトが「ぐるなび」です。

正会員プランでは、年間販促プランを作ってくれるなど、長期的な目でサポートしてくれるのが特徴です。

ターゲットに合わせた新規集客や顧客の分析管理を行ってくれる他、メニュー開発や販促の悩みの相談、POSや台帳など業務支援のツールなど、幅広くサポートしてくれます。

また、経営ノウハウが記載された会員向け雑誌やお客様アンケート結果のレポートがあることから、集客だけでなくコンサルティング的存在として活用している人も多くいます。

外国語版もあり、インバウンドの獲得にも有効です。

 

Retty(レッティ)

Retty(レッティ)のキャプチャ

比較的新しいサイトでありながら、急激に利用者を伸ばしたことで有名なのがレッティです。

利用者は実名で登録してから口コミをするので、信頼性が高く、誹謗中傷が少ないのも特徴。

一見すると食べログやぐるなびと似たサイト構成になっていますが、SNS機能があったりと、一線を画す存在としてユーザーの信頼を得ています。

会員は、即予約とリクエスト予約の2種類から予約ができ、追加料金なしで利用できるのもうれしいポイント。

料金プランに応じて人気店ページ広告が出せたり、ネット予約の従量課金がないというメリットがあります。

利用者は、比較的若い層が多いというデータもあります。

 

ホットペッパーグルメ

ホットペッパーグルメのキャプチャ

リクルートが展開するグルメサイトであり、さまざまな関連サイト(ホットペッパービューティーやポンパレモールなど)があることで圧倒的な会員数を誇ります。

Pontaポイントが使え、クーポンも強化していることから、集客率の高いターミナル駅などでは圧倒的に有利なサイトと言えるでしょう。

ネット予約可能店舗数とネット予約利用者数が非常に多く、ネット予約とクーポンで売上拡大を狙いたいところはホットペッパーグルメが魅力的。

集客支援業務支援の他、業務サポートパックがあり、POSレジアプリ「Airレジ」と連携できるなど独自のサービスが充実しています。

さらに、有料オプションを使うことで ネット広告配信や顧客管理なども行えます。

 

ヒトサラ

ヒトサラのキャプチャ

一般的なサイトと違い、特別な日にワンランク上の店舗を使いたいと言う目的でも活用される、個性的なグルメサイト。

料理人にフィーチャーしているのが大きな特徴。料理人を掲載することで、お客様からの信頼を獲得できます。

店舗紹介はプロのカメラマンとライターが担当してくれ、その写真は食べログやレッティ、Instagramなどの口コミに自動連携できます。

口コミサイトを通じて美しい写真が広まることから、他のグルメサイトに加えてヒトサラも活用している店舗が多くあります。

サイトのユーザーは90%以上が30代以上と、少し年齢層が高くなっています。

店舗に必要な情報を掲載した専門誌を定期的に発行しており、食のトレンドや経営に役立つ情報を知ることもできます。

客単価が高めなお店や自慢の料理人がいるなど、特徴のあるお店は登録を検討するといいでしょう。

 

一休.comレストラン

一休.comレストランのキャプチャ

ホテルや旅館の予約サイト「一休.com」のレストラン版が、「一休.comレストラン」です。

一休.comのユーザーが利用することもあり、ハイクラスなお店の掲載にこだわっており、独自の規定を設け掲載店舗を厳選しています。

お店側で空席情報を自由に登録可能であり、時間帯を絞って掲載することも可能です。

専任の担当者がついてくれ、実績データや独自の統計データから販売プランを提案してくれます。

何よりも、固定費なしの成果報酬のみだけの料金プランなので、余計なコストがかからないのも魅力です。

ユーザーは一休.comのポイントを利用することもできますし、ホテルの宿泊と絡めて集客ができるのがポイントです。

 

掲載するグルメサイトの選び方

グルメサイトといっても、さまざまな特徴があり、客層なども異なることがお分かりいただけたかと思います。

こうなってくると、自店に最も合ったグルメサイトを選ぶことが、集客において大切になります。

そこで、どこにポイントを置いて探せばいいのかをお伝えします。

 

1.来て欲しい顧客像を明確にする(ターゲット設計)

まずは、来て欲しい顧客像を明確にすることが大切です。

例えば、浅草で飲食店を経営しているレストランが、もっと多くの人に知ってもらいたいと思い、グルメサイトへ掲載したとしましょう。

ところが、そのグルメサイトのメインユーザーは若年層が多く、食事はせずドリンクだけで利用したのでは意味がありません。

結果的に単価が下がってしまって利益が出ないということになってしまいます。

こういった事態を防ぐためにも、まずは自分のお店が集客したい顧客像を明確にすることが大切になります。

その際には、お店があるエリアのデモグラフィーデータや、これまでのお客様のデータを活用するようにしてターゲットを決めましょう。

 

2.集客したい顧客層がグルメサイトに存在するか確認する

グルメサイトをよく見る層には特徴があります。

極端な例ですが、ラーメン屋の集客を考えているのに、ラーメンをあまり食べない人が集まるグルメサイトに掲載しても結果は出ません。

自分の店の客層に加え、グルメサイトのユーザーもしっかり把握することが大切になります。

グルメサイトの運営会社の決算資料に書かれていることがありますし、ネット上には過去に利用したユーザーの声もあります。

 

3.情報を収集する

情報を収集する最良の手段は、グルメサイトに直接問い合わせてみることです。

グルメサイトには、営業担当者がいますし、営業資料があるはずですので取り寄せてみましょう。

ほかにも、Twitterやブログなどの媒体に、実際に利用した店舗の体験談があるので、調べてみましょう。リアルな感想を知ることができます。

 

4.情報を比較する

ここまで集めたユーザーの情報と媒体のデータを元に、グルメサイトを比較して、どれに掲載するのが良いかを決めましょう。

選定するときには、各グルメサイトには以下のような目安だと思っておくといいですね。

食べログやぐるなび、ホットペッパーグルメ、レッティは、全国の幅広い年代向けの媒体でユーザー数が多い。掲載店舗が多いので競争は激しいですが、広告を出すことで大きな集客が狙えるかもしれません。

そのなかでも食べログやレッティは、口コミ機能が好評です。口コミでも評価が高まるような料理やサービスがあるようなお店には、特におすすめです。

レッティは従量課金がないのと、一休.comは成果報酬のみなので、コストを抑えられるという特徴があります。

また、ヒトサラや一休.comは、都市部の高級志向の利用者がメインユーザーとなります。レストランや高単価のお店におすすめです。

さらに、比較するときには、導入したあとのコストパフォーマンスを、しっかりと計算しておくようにしましょう。いざ始めてみたけど、全然利益が得られない、というのでは意味がありません。

複数のグルメサイトを利用してもいいですが、その場合には高めのプランを利用する媒体と低い価格のプランの媒体に分けて、コストを抑えるようにしましょう。

とはいえ、飲食店の人は忙しく、グルメサイト全部に問い合わせて比較する時間が取れないのも現実です。

そういった時は、当サイト「CAROT」のようなメディアや比較サイトを活用することをおすすめします。

 

グルメサイトを活用してみよう

情報を収集して比較検討したら、グルメサイトへの掲載を行います。

とはいえ、本当に自分のお店で効果がでるかは、実際にやってみないと分かりません。

また、積極的に活用すればうまくいくのに、あまり力を入れないから集客に繋がらないということもあります。

グルメサイトの運用というのは、写真の見せ方やキャッチコピーの書き方など、細かなところで大きく成果が変わることがあります。

もしあなたがWEBのことをあまり理解できていないなと感じるならば、ぜひ有料コースを使って、さまざまなアドバイスを受けながら、いろいろな施策を試してみることをおすすめします。

 

まとめ

集客に欠かせないグルメサイトについてまとめました。

どのサイトを利用するのかは非常に重要なことで、それを決めるのが最初の一歩と言えるかもしれません。

この記事を参考に自店舗にあったグルメサイトを選んで集客に役立ててくださいね。

この記事の執筆者
CAROT運営事務局

キャロットは飲食店や食品事業者様を対象にコンサルティング支援を行っております。事業の企画段階からメンバーとして参画、その後の成長までお手伝いすることができます。

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